2014年10月8日水曜日

尼師今(7)

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 『My ブログ』
 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》

 ≪ギリシャ政府」で即位した壹與≫

 壹與というのは「斎き祭る嬢」という呼び名を、

 種子島語で「イチッジョー」と発音したものへの当て字で、

 個人の名ではありませんでした。

 彼女は卑弥呼政権が倒れたあと、

 新しく生まれた邪馬壹国の女王になります。

 邪馬壹国は、

 その後、鹿児島県から移動して、

 熊本県・佐賀県・福岡県・山口県・広島県などを勢力圏に収めたのち、

 朝鮮半島に新羅国を作りました。

 古代朝鮮半島の歴史を書いた『三国史記』[新羅本紀]に、

 彼女とぴったり同じ13歳で即位したと特筆された王がいます。

 新羅建国の初代の王「始祖王・赫居世(カクゴシ)」です。

 『三国史記』には朝鮮の歴史だけが書いてあると思うのは当然ですが、

 これまでお話ししてきたように、

 その歴史は沖縄へきた人々が次第に広がっていった

 日本と共通の歴史でした。

 そこに壹與の記録がみつかっても少しも不思議ではありません。

 この名の「赫」の字は赫夜姫の赫同じで、

 赫夜姫の赫は古来「カグ」と読みます。

 これは鹿児島の地名のもとになった

 古代地名「鹿児」の沖縄発音「カグ」と同じです。

 古代の天皇や王たちの名は

 すべて領土の名と役職や称号を連ねた「名乗り」で、

 注意してみるとその領土の位置、勢力圏の広さ、

 栄枯盛衰などを詳しく知ることができます。

 では「居世」は何を意味するのでしょう?

 これを「キョセイ・コセ・ゴセ・イセ・イヨ」などと

 様々に読んで地名と比較してみますと、

 居勢(こせ)・御所(ごせ)・伊勢・伊予(愛媛)などに合います。

  とすれば壹與も「イヨ」と読めますから、

 これは領土名ではなく「鹿児」に「壹與」を足した当て字とみると、

 「赫居世」とは

 「鹿児国の・壹與=斎き・女王」という国名と役職と称号とを完備した、

 当時の女王の名乗りとしてごく妥当なものだとわかります。

 <赫居世>という名は、他にそれに合う地名がないので、

 後世に朝鮮半島に拡大して新羅に成長した国が、

 まだ鹿児島にあった当時の王名だったことが確認できるのです。

 <写真:ギリシャ・デザインの新羅王金冠

 横から見ると鳥の翼のデザインがはっきり見える。

 これはギリシャ系の多くの遺物に見るデザインだが、

 古代新羅の王称である「尼師今=イシキン」は

 アレクサンドロス以来の王称「イスケンダル」の

 沖縄式発音の略称「イシキン」に対する当て字であることを知れば、

 少しも不思議ではない。

 この<イシキ>は鹿児島で伊敷・市来という地名や神社名になって残っているし、

 「壹與」が

 市木島姫・厳島神社などの別名で祭られていることも強力な遺物であって、

 彼女らがギリシャ文化の継承者であったことは疑いの余地ない。

 「韓国から筆者に送られた慶州・天馬塚古墳出土金冠レプリカ

 ※出典:日本国誕生の秘密・259~261頁

 ≪参考リンク≫

 『古代史獺祭
 『三国史記
 『三国遺事
 『三国遺事
 『電子大藏經
 『倭・倭人関連の朝鮮文献
 『朝鮮の歴史

《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
 

 
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ

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