2014年10月4日土曜日

南解王(1)

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 Matのジオログ
 『My ブログ』
 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》

 ≪出雲神話は高句麗建国史≫

 まだまだ関連した謎ときは無数にあるが、

 本来の目的は、

 神話が決して宗教用に制作された作りものばかりでない、

 ということを納得して戴くことであった。

 いちばんイソップ童話的で、

 インドネシアの小鹿がワニをだます話が

 もとになっているといわれた話が、

 これだけの真実を物語るのである。

 それは片手間に解く謎としては大きすぎる程の答えと、

 新しい謎を提供してくれた。

 これまで無視されて来た沖縄が倭人王の都する所であった時代があり、

 朝鮮半島にしかないと思っていた新羅が、

 鹿児島県に実在したことが確かで、

 その王はのちの新羅と百済王統の祖先の一人だったからである。

 恐らく、

 がどんなに先入感を取り去りなさいと申しあげても、

 まだ信じられない気持なのではあるまいか?。

 そこで、そのモヤモヤをおとりするために、

 もう少し詳しく朝鮮の古代王統について調べてみよう。

 といつても、本書の目的からは、いささか脱線気味であるから、

 とても徹底的にはやれない。

 モヤモヤの解決に役立つ部分だけをサービスとして、あげてみよう。

 次にかかげるのは新羅王の系譜の前半である。

 声を出して好きなように読んでみて戴きたい。

                  ┌(7)逸勢─(8)阿達羅
 (1)朴赫居世─(2)南解─(3)儒理─┤ 
                  └(5)婆婆─(6)祇摩

                       (13)金味鄒
                ┌(11)助賁─┬(14)儒礼
   (南解の娘婿) ┌太子滑正─┤     │
 (4)昔脱解─仇鄒─┤     └(12)沽解 └─乞叔─(15)基臨
          │
          └伊買──(10)奈解──于老─(16)訖解

 それを次の私の読み方と比べてみてほしい。

 居世(コセ、イセ、イヨ)=巨勢=伊勢=伊予

 南解(ナソカイ、ナカ)=南海、中

 儒理(シュリ)=首里

 逸勢(イセ)=伊勢

 阿達羅(アタラ)=阿多国

 婆婆(ハセ)=長谷、泊瀬

 祇摩(キモ、クマ)=肝=熊

 脱解(タカ、タケ)=高、建、武

 仇都(キュウシュウ、クス)=九州、串

 伐休(ハルキ)=春木、開

 伊買(イカイ)=猪養、猪飼

 奈解(ナガ、ナカイ)=長、中井
 
 千老(ウラ)=浦

 訖解(キカイ)=鬼界

 基臨(キリ)=霧、霧島、桐

 これはどうみても日本語に対する当字である。

 しかも、じつとみていると、

 南海の琉球地方から次第に北上してくる

 経路がわかるような名前が並んでいる。

 『王子と烏伊(ウイ)、摩離(マリ)、陜父(ケフホ)という三人の友は、

 淹淲水を渡って逃げようとしたが舟がない。

 そこで水に向って

 「私は天帝の子、河伯の外孫である。救けてほしい」と祈った。

 すると魚やスッポンが浮び出て来て

 橋になってくれたので渡って逃げることができた。

 <地図:高句麗最盛期の朝鮮半島>

 高句麗:鴨緑江

 新羅・百済・任那

 ある川に出た時、

 菜っ葉が流れて来たのを見て上流に人が住むことを知り、

 進んで行くとフルという国についた。

 国王「松譲王」に会いに行くと、

 王は、

 「海の片隅に都していて海外のかた方に会ったことがなかった。

  今日、お目にかかれて幸せである。

  しかし、吾子はどこから来られたか?」ときく。

 王子は答えて、

 「私は天帝の子である。

  天命をうけてこの国を治めに来て、すでに都を定めた」というと、

 松譲王は、

 「私は代々この国の王である。狭い国に二人の国王はいらない。

  私の家臣になりなさい」という。

 王子も怒って、

 「それは失礼な言い方だ。

  それならどちらが王にふさわしいか、

  文武の力をくらべてみよう」といい、

 力くらべをしたが、松壌王がかなわないで降伏して国を譲った。

 王子は王となり、その国を「多勿郡」と命名し、松譲を郡主にした。

 このお話の前半が稲葉の素菟と同じモチーフのものであり、

 後半がスサノオの八岐の大蛇と大国主、国譲りのモチーフと、

 そっくりであることにお気づきになったと思う。

 これは高句麗の建国の話で、

 高朱蒙という始祖が、

 七人の兄王子たちに殺されるのを避けて、

 逃れて来たところなのである。

 ※出典:加治木義博・邪馬臺国の言葉・102~106頁

 ≪参考リンク≫

 『古代史獺祭
 『三国史記
 『三国遺事
 『三国遺事
 『電子大藏經
 『倭・倭人関連の朝鮮文献
 『朝鮮の歴史

《参考》



 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  
 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ
 

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